家計相談ブログ

一級FPによる、住宅取得(住宅ローン)から、老後の生活、相続まで、生活に関わるお金の話を語るブログです

寝GW(ゴールデンウイーク)

寝正月ならぬ、寝ゴールデンウイークでした。パートナーの抗がん剤治療は、一旦、休止フェーズに入っており、良くも悪くも、ゴールデンウイーク中は薬が抜けた状態でかなり良好でした。

そんな折の残念な緊急事態宣言で、体調次第で小旅行も良いかと思っていましたが、そうもいかず。保育園の書類作成など、案外やることも多かったです。自分自身が、怒涛の4月を終えて、張り詰めた緊張の糸が切れたのか、連休の後半から酷い鼻風邪になってしまい、パートナーを助けるどころか、迷惑をかけている状態でした。

息子が遊びたいと、寝かせてくれないので、休養もままならずです。

保育園についても、無事に手術などが終わり、予後が良好なら必要なくなるので希望は長くて年内という感じです。ぶっちゃけ、保育園に入れるよりも、ベビーシッターさんを上手に使う方が楽ではあるのですが、家計的にはインパクトが大きいです。

 

東京都だと、こんな助成もあるので、待機児童狙いで保育園申し込みもありかなーとかそんなことも考えつつ。150円/時はお安い。

ベビーシッター利用支援事業(ベビーシッター事業者連携型) 東京都福祉保健局

 

わたしのように、突発的なことで保育が必要になるケースでは、あれこれ悩んだり、周囲に相談するよりも(それらも大事ですが)、お住まいの役所の保育課などに直接相談に行くのが良いと思われます。ケースが色々とあるので分からないことも多いです。ネットで探していると、自分の都道府県や市区町村が対応していないと徒労感が半端ないです。

やさしさに包まれたなら

やさしさに包まれたなら、やくならマグカップも。という感じです。

 

突然のアニメネタですが、今期放映中の「やくならマグカップも」というアニメが、ローカル感が満載で、名古屋に住んでいた経験がある人間としては、多治見という舞台設定に感じるものがあります。昔、仕事でちょいちょい行ったんですよ。製造業を相手にしているんですが、岐阜・愛知の辺りは、癖が強いですね。よそ者に厳しい印象なのですが、受け入れて貰えたら凄いことになります。

 

よくよく調べれば、多治見のコミュニティ雑誌的なものがアニメ化されたということで、ビックリです。め~てれとかではなく、全国区かよ!です。

yakumo-tajimi.com

 

タイトルなんですが、きちんと聞き分けるとそうでも無いのですが、これのOPテーマ「扉を開けたら」を聞いた時に、イントロからきて明らかに「ちい~さ~いころ~は~」と続くかなと思った次第で。魔女の宅急便EDの「やさしさに包まれたなら」に出だしが似ている。ということが言いたかっただけです。

 

こちらが、扉を開けたら

https://www.youtube.com/watch?v=r15ngkhvejI

 

こちらが、やさしさに包まれたなら、です。

https://www.youtube.com/watch?v=N-uCT3jGEMs

 

どうでしょうかねえ。

お小遣いの与え方

先日ブックマークした記事について。コメント。

president.jp

3ページ目の表が面白いですね。年収1200万円の家庭が500~1200万の家庭よりも子供のお小遣いが少ない。という話。気を付けるべきは、アンケートの設問は「お小遣い」としか言っていないので、そこに分類されない形でどれだけお金を使っているかどうかです。

他に小遣いは一切与えず、必要なものを都度申請(提案)させるという方式もあると思います。お手伝いするとお金がもらえる、というのはお金が貰えないと何もしない子になるリスクもあるのです。

きちんと切り分けて行えば良いのですが、親が子供を説得するのを面倒でお金あげるからやって。みたいな状態だとアウトでは無いかと思ったりします。

自分の行動には対価(報酬)が伴うことが当たり前になると、外で困っている人を
見かけても、おいくらですか? ということにならないのか、少し心配。もう少し先だけど、お小遣いのあげ方(お金の使い方)はきちんと教育したいなと思う次第です。

 

ブックマークでもコメントした、ベトナムで安宿に泊まるという例は、やはり違うと思います。リスクとの兼ね合いを考えれば、セキュリティがしっかりしたホテルに泊まるべきです(必ずしも、高いホテルが万全とは限らない)

海外の金持ちは、2週間とか1か月の休暇を取って、家族でリゾートにバカンスへ行くと聞きます。その時に、安宿に泊まるとは思えない。長期滞在するからこそそれなりのところが良い。実際、バカンスで海外に行った経験がありますが、良いリゾートホテルは本当に快適で、お値段以上の価値がありますよ。まあ、お金は使い方です。


もちろん、高級ホテルグループのゲストハウスみたいなところを使えば、リーズナブルには泊まれるけど、安宿とは全く違う。高級ホテルには、それだけの対価が存在していて、なんか、守銭奴みたいな人がコツコツと金持ちになったので、高級なものに対する価値判断が出来なくなっている、もしくは知らないのではないか、とかも思ってしまいます。その逆も然りですが。

ベビーシッターの評価について

先日のエントリー通りに、ベビーシッターを利用しているわけです。

financialplan.hatenablog.jp

 

なかなか、定期で固定するのも難しく、来て欲しい時間に来られるシッターさんへお願いしています。その関係で、複数のシッターさんを利用していますが、家にはパートナーがいる状態なので、上手いこと評価が出来ています。

 

キッズラインでは、終了後にシッターさんから詳細な報告が上がってきます。こちらは、リアルタイムにパートナーからの簡単な実況を貰っているので、いかにも、ちゃんとやっていましたよ。という報告でも、実況から判断すると、やった部分だけ誇張して記載して、基本は余りきちんと見てくれていないぽい。

 

などが推測可能です。反面、実況を抜きにしても、報告書だけで息子をよく見てくれていたことが分かる方もいます。そういう方の報告で、自分が日々感じている息子の成長を追認して貰うコメントがあると、そうそう、それは分かっていますよ。と思いつつ、第三者も認めてくれた、というのが嬉しくなりますね。

 

いまいちなシッターさんと良いシッターさんで時給が逆転していたりもしますから、相性もあるのでしょうけど、時給だけでは判断できないなとつくづく思います。わたしは、顔写真とプロフィールをじっくり眺めます。あとは、当日までのメッセージやり取りでも大体分かりますが、まあ契約後なので断ることは出来ませんが。

 

少し怖いなと思ったのは、完全に息子を預けての依頼をして、それっぽい報告書が上がって来ると、きちんと見てくれていたのだなと思わされる危険があり、カメラとかは付けた方が良いんだろうなと、改めて思います。我が家は、パートナーを自宅に置いての支援なので不要ですが。

 

関係ありませんが、内閣府がこんな取り組みをしているので、会社でも使って貰えないか働きかけをしておりましたが、実現しそうです。もしも実現したら、本当にありがたい。最大で1日4400円の補助。ありがたい。ちなみに、前述のお気に入りシッターさんは対象の人なので、なお良しです。

www8.cao.go.jp

 

 

 

 

副作用が凄いという話

最近の癌治療は、通院治療が主体になっています。

そもそも、近所に親族がいない我が家では、パートナーが入院治療するのも難しいので、助かります。しかし、抗がん剤の副作用は半端ではありませんでした。昔のドラマなどでは、よく髪の毛が抜けるのが象徴的に描かれていた印象ですが、そもそも、治療自体が辛いことを改めて実感。

 

通院して薬剤点滴と2週間の抗がん剤投与という流れですが、薬剤点滴の副作用は半端ないものです。パートナーの場合は、触るものが本当に冷たくて、痛い。状態でした。手を握ってみると、むしろ温かいぐらいで不思議でした。

空咳は出るし、つわり相当の吐き気があり、当日はまともに食事も出来ない状態でした。数日が経過すると、徐々に点滴の影響は抜けていくのですが、投薬(飲み薬)はしていますから、良くなるわけでも無く、育児なんてもっての他です。

 

ということで、以前に検討して放置していたキッズラインを利用しています。いわゆるクラウドサービスです。希望すれば、事前面談なども出来ますが、我が家の場合はメッセージのやり取りだけで決めました。時間帯が特殊であることもあって、時給と比べて頼めるシッターさんが限られたためです。悠長に面談をしている余裕はありませんでした。

kidsline.me

 

 

終了後は報告書も出てくるのですが、非常に細かく様子が書かれており、シッターさんの見解なども頂けるので、大変有難いです(シッターさんのレベルにもよりますが)。良かったと思うのは、息子が本当に人懐っこいので、その点でシッターさんを困らせることが無いことですかね。

 

平均4時間/日程度を依頼するので、1週間で2万円程度の出費です。いくら調べてもがん患者の家族に対する公的な金銭面の支援などありませんので、辛いところです。保育園に入れなくても待機児童認定されれば、補助が出るようですが。また、こういう事業もあるので、自分の会社が入ってくれたら良いなと思い、働きかけをしようと画策中。

www.acsa.jp

 

 

 

支えないわけが無い

パートナーがガンになったことを伝えて、「支えてあげてね」とか「支えてあげなさい」とか言われることがある。当たり前のことで、既にしている。

 

正直、自分たちのことで手一杯です。パートナーの治療のこと(副作用に苦しむ状態)、息子のこと、そのお世話。そして自分は仕事をしなくてはいけない。誰かが家計を支えねば、治療も教育もままならない。

 

俄かに、保育園のことを考えないといけない。保険の申請作業をしないといけない。保育園に入れるかもわからないし、それまでの間、家事代行やベビーシッターを使うべきかどうか。以前から、家事代行はこれを使っているのでゼロからではありませんが。

casy.co.jp

 

検討すること、考えることは沢山ある。そういう中で、良かれと思っていることも分かるけど、支えてあげろ、とかそういうことの連絡を貰うこと自体を煩わしく思うのは、自分が異常者なんですかね。正直、今はそっとしておいて欲しい。手伝うよ、という申し出は有難いので、それは必要な時には頼ろうとは思うけど。

 

どんな言葉をかけて欲しいかというと、二人で、家族で大変だね。貴方も、支えつかれて倒れないようにしなよ、とか、そんな言葉かも知れない。同僚から貰った近しい言葉は、思わず泣きそうになった。

 

抗がん剤治療の副作用に苦しむパートナーを目の前で見続けて、その傍らで育児と家事を行い、外では仕事をする。そんな状態にある自分に、支えてあげなよ、という言葉は、これ以上どうしろというのか?とか、そんな気持ちになっているのかな。

 

ただの気持ちの掃き出しでした。貴方の近くに、がん患者の家族がいれば、どうか、家族も一所懸命で頑張っていて、かなり辛いんだということを想ってあげてください。もちろん、本人も辛いことは間違いなく、そこを否定するものでも何でもありません。

 

ケセラセラです。

https://ameblo.jp/eizikunndesu/entry-12305808717.html

 

なるようになる。ですけど、やれることをやりきった後のことです。

包括医療費支払い制度(DCP)とは

先週、パートナーが癌の初回入院治療を終えた。退院に付き添い支払を済ませた。

さて、癌の治療費はといかほどなものか。診療明細書を見ると、「包括入院料」という見慣れぬ文字が。

Google先生に聞けば、包括医療費支払い制度(DCP)というものらしい。以下の通り賛否はあるものの、コストカットを目指した取り組みではあるようです。

 

style.nikkei.com

 

うん。素人には、包括にされちゃうと、尚更、適切な医療費なのかは分かりませんが、まあ癌の治療だと10万円ぐらい自己負担あるという話だから、今回我が家は、24,275点で、72,825円の自己負担だったので、適正だったのかなー。1点10円です。

 ちなみに包括入院料としては、20,589点で、その他に、以下のようなものが個別の点数(治療)として発生。約3,000点ですね(包括入院料と全体の差)

 

・治療管理料

・ゼローダ錠など各種、薬の費用

・点滴注射

・無菌製剤処理料(たぶん、生理食塩水で流したとかいう作業かな)

 

まだ、高額医療費のお世話になるほどではありませんでした。つらい。

hoken.kakaku.com

 

特に最初の点滴注射における副作用は半端ない感じですが、これはまた別の機会に。